Visual Basicについて II

VB2、VB4、VB5を持ってます。 そのちょっとした昔話でも・・。
あ、記憶違いで、時々間違った事書くかもしれません。

Visual Basic 2.0

Windowsプログラミングは凄い難しいものだと思ってました。 Cの経験はあまりないし。MSXでBASICやったけど太刀打ちできないだろうなぁって。 でもその頃ゲームを作りたかったんです。CG描いてたし、これって一応お話付きの絵なんですね。 だからゲームで表現したくって、どうにかならないか考えてました。

そして行き付けのパソコン屋さんで手に取ったVB2。 パッケージを見て、「あー。BASICでもWindowsプログラミング出来るんだー」 それでVB2買っちゃいました。雑誌等の前情報も何もなしでいきなり購入。 MSXで出来た事なら何とかなるだろう。

VB2のパッケージには別にスタンダード版とかラーニング版とか、 プロフェッショナルとも表示してありませんね・・VB2の頃は区別無かったっけ? フロッピーディスク3枚組です。うーん、小さい。
マニュアルも2冊しかないし、少し薄い。 でも今のVB5,6と比べて機能が少ない分、 一つ一つの事にページをたくさん使って丁寧に解説されている。 あれから増えた機能ってゲームには関係無い機能がほとんどだったし。 この頃のマニュアルの方が役に立ちそう。特にファイルの操作。

でも当時は初めて見る単語群に頭が痛くて、すぐやめちゃいました。CGのコピーも分からなかったし。
それからしばらく置いといて・・頭が冷めた頃に再挑戦。 ゲームを作りたいって思いは更に大きくなっていたので、今度は何とかサンプルレベルは突破しました。 だけど、相変わらずCGコピーは分からない。・・それならテキストアドベンチャーっぽく行こうか。 Line文で簡単なマップ表示&CG読み込みは出来るから顔CG程度は大丈夫。

それで作り始めた矢先に本屋でBitBlt発見!おおっ・・これでやるんだ・・APIねぇ。 初めてAPIってのを知りました。 でもなかなかBitBltは言う事聞いてくれなかったし、重ね合わせ難しかったし、 参考になるものが無かったので(単に探し方が悪いだけだったかも)手探りで何とかしました。今ならGoogle先生とネットにダイブするのだけどね。


Visual Basic 4.0

APIと戦っているうちに、時代はWindows95になってました。 それでVB4を買いました。ものすごく迷ったけどプロフェッショナル版を購入。 夢の女神戦ってWindows3.1版も作ろうって思っていたんです。 だから16ビット版もいるかな・・とか。 VB4はプロフェッショナル版のみ16ビット版と32ビット版が同梱されていたんです。

VB4のパッケージ・・ここで大きくなります。重い!
カスタムコントロールとかあったけどまるで使いませんでした。 VB2の時点でCG処理等APIで出来るようになっていたので、コントロールを使う必要が無かったんです。 あ、いや・・単に新しいマニュアルを読むのが面倒くさかっただけかな。
VB2の頃にこういうコントロールがあったら使っていたんだろうけど。 ・・まぁ、いいや。
今思うと使わなくて正解でした・・これらのコントロールはVBのバージョンアップや、 IEのバージョンアップでぐちゃぐちゃにされていく運命にあったのです。

なお、Visual Basic 3.0日本語版は発売されませんでした。

最初は16ビット版で作ってましたが、途中から32ビット版に切り替えました。 32ビット化って言うのがその頃のはやり文句だった。 それにWindows3.1とWindows95ってフォントが違うみたいでした。 深くは追求しなかったけど、Windwos3.1はもういいかな。みんな95に移行していくし・・ 95だけで行こう。

そうこうするうちに夢の女神戦完成ー。
その頃にVB5が発売されました。


Visual Basic 5.0

ついにネイティブコンパイラ搭載ー!
これで、今までの50倍速のアプリが組めるとか、ランタイムは不要とか、デマが駆け巡りました。 これに乗せられて、即購入。

で。違うじゃないか・・2倍速にもならないし、ランタイムは必要でおまけに前より大きいし。
VB2の頃のランタイムがうらやましい。 ・・とは思いつつ、しばらく使っていたらそのうちVB5は手放せなくなってしまいました。 何といっても開発環境が強化されていたのです。凄い使いやすい。

ただしよく落ちる。
保存する前に落とされて泣いてました。 結局サービスパックを使ったら直りました。良かった良かった。 そう言えばVB5にはラーニング版ってのがありましたが、これにはサービスパックが出ませんでした。

そして夢の女神戦VB5バージョンを製作。夢の女神戦ver2.xxです。 結局夢の女神戦って、VB2、VB4、VB5と渡り歩いたんですね。

次に光の女神戦へ進みます。
VB2やVB4と比べて、VB5のもう一つ強力なバージョンアップポイントがあります。 グラフィック関連が向上されています。コマンドボタンにCGを張り付けられるようになりましたし、 更にJPEGファイルも使用出来るようになりました。ゲームには不可欠です。 GIFも使えますが、当時はライセンス問題があってやめておきました。

何がなんだかさっぱり分からず、試行錯誤の連続でやたら長くて、VBもいっぱい乗り継いだ夢の女神戦でしたが、 光の女神戦は技術上の問題はあまり無く、あるのは物量との戦いでした。
夢の女神戦と比べて、CG凄い多かったし、シナリオ量も多いし、これはこれで大変だったなぁ。 まぁ、どんどん先に進めるのでその点良かったかな。分からなくて中断とか無いし。

そして光の女神戦完成。 VB6も発売されました。


Visual Basic 6.0

売り文句が無いんです・・これ。
少なくともこういうゲームを作っている私には購入するメリットがありません。 VB4の時はWin95用32ビット化!VB5はネイティブコンパイラ&CG強化!ってあったんですけどね。

ただ、IE4環境が無いとVB6ソフトは動かないらしい・・この足かせがはめられただけです。 それなら・・IE4環境があっても無くても動くVB5の方が偉いと思う。
ランタイムは更に大きいし・・ダメだこれは。 ・・そして私はDelphiへ進むのだった。