1999: Goto Delphi;

まだ先のはずだったのだけど・・

とりあえず勉強用としてDelphi3を買っていました。 それで光の女神戦開発の合間にでも、ちょっとずつ勉強しようかなと思っていました。 でも実際には開発が忙しく、何も出来ませんでした。

まぁいっか・・Delphi移行はのんびりいこう。等と悠長に構えていたのですが、 VBはランタイムに問題有り、と言う訳でちょっと早めのDelphi移行となりました。


Delphiわからない

DelphiとかPascalとか初めてだし、マニュアル見てもヘルプ見ても良く分からない。 勉強しようにも、やる気無し、読めば読むほど眠くなるだけでした。

と言う事で、いきなりの実戦投入となります。 だって、実戦に入ればやる気になるし、頑張って調べるし、 動かそうという気になります。

ただ、全く新しいものだと何をやっていいのか分からないので、 VB版の光の女神戦をDelphiにそのまま移植する事になりました。 これだと少なくとも「何をすれば良いのか」は分かります。 後はDelphiで対応する同じ機能を探せば良いわけです。いい勉強になるでしょう。 実際にはそう簡単にいかなかったのですが。


Delphiのヘルプって・・

Delphiのヘルプファイル、なんか使いづらい・・例文少ないし、 必要な情報が手に届く所にないし。 命令や関数の名前を知っていればキーワードで出せるのだろうけど、 それさえ知らないんだから、どこに何があるやら。 英語のままのヘルプやドキュメントもあるし。
せっかく情報にたどり着けでも機能の説明だけで、使い方の説明が無かったりする。 使用例が少ない。その文章では分からない。どうしろと言うんだ。

ああ、VBは良かったなぁ。 VBはヘルプは充実してたし、Books Onlineもある。VB自身の事は簡単に調べられた。


VCL

ビジュアルコンポーネントライブラリ、略してVCL。説明省略。
VBとDelphiでの仕様差が良く出る所かな。 VBのコントロールとDelphiのコントロールって微妙に(時には大きく)異なります。 VBからDelphiに移植する際一番苦労するのがこの辺です。

例えばVBのピクチャーボックスと同じものはDelphiにはない。 ただ一番近いものとしてTPaintBoxがあります。 ただ、他のコントロールを貼り付け出来なかったり、 継続表示(AutoRedraw)出来なかったりします。

あと他にもいろいろ独自仕様(?)があって、 VBの時にはなかったトラブルもあったりします。

でもプログラム次第で全て解決出来るみたいです。 それにいろんなコンポーネントがフリー/シェアウェアとして配布されていますので、 デフォルトのコンポーネントで足りない部分はそれでカバーする手もあります。 こっちの方が現実的かな。


お気に入り

・VBのようなランタイムライブラリを必要としない。
・初心者でもある程度は出来るし、分かれば何でも出来そう(多分)。
・VCLのソースコードがある。 内部でやっている事が全部見える。
・コンパイルがとてつもなく速い。(VB5のコンパイル速度は当時のマシンパワーの低さもあると思うが、風呂に入ってこようと思うほどだった。それをDelphiは数秒でやってのけたのだ。まさに化け物)

他にも気に入っている所&嫌いな所あるけれど、 所々書いていきます。