1998: Exit VB;

VisualBasicについて

VBは非常に良く出来た開発ツールだと思います。 何といってもBASICと言う言語はなじみやすいし、Cより扱いやすいです。 動作スピードもVBやWindowsの仕様に合わせてプログラムしていると、 あまり遅いとは思いません。APIを使えば速度同じだしね。

ただ、大きな欠点があります。 VBはランタイムライブラリが必要になることです。


VBランタイムライブラリ

ランタイムのバージョンが狂うと動かなかったり、挙動不審に陥るケースがあります。 例えばVB5のランタイムがインストールされている環境でVB5ソフトが動かない、 あるいは挙動不審に陥る事があります。 女神戦の場合は、VB5SP2又はSP3ランタイムであれば大抵は大丈夫です。

VB5のライブラリはVB5だけが使うものではなく、 同名のファイルを他のマイクロソフトアプリケーションが使用します。 VBの他のバージョンやIEがどんどん書き換えをおこないます。 この過程でバージョン狂いが生じていくケースがあるようです。

大丈夫なケースが多いと思いますが、良くはならないでしょう。 出来ればVB5はVB5で完全に独立したランタイムライブラリであれば良かったのだけど・・ VB2はよかったなぁ・・。

特に女神戦のようにオンラインソフトとして不特定多数のユーザーに配布される場合、 ユーザーの環境が特定されていないので問題になると思います。


VB6

VB6です。前述の問題点を解決してれば良いなぁ、と思っていたのですが駄目でした。 VB6ランタイムは更に膨れ上がり、IE等の影響を強く受けるようになっているそうです。
VB6はVB5開発環境を荒らされそうでインストールしません。恐ろしい・・。

でも女神戦は結構丈夫

女神戦はVBの必要最低限度の機能で開発されています。 参照設定は外せるものは全て外し、OCXやActiveXは一切使用しません。 ですからランタイムライブラリの影響は最小に収まっていると思います。

一般に駄目だと言われているVB4、VB5の開発環境同居状態でも普通に動いていました。


Delphi

VB5の最小の状態で開発しても、駄目なケースはあるみたいだし、 そういった問題点は増えるだけ。IE4、IE5、VB6、Windows98・・ランタイムに対する不安材料はたっぷりあります。
そこでVB6移行をやめて、Delphiに移る事にしました。 Delphiはランタイム無しで組めます。